感想にっき

見たものの感想を書いたりする BLの話もでます カップリング思考がガバガバです

塔の上のラプンツェルを見ました

なんで見てなかったシリーズ
めちゃくちゃよかったが・・・・・・・・・
なんだろうストーリーに無駄がないというか・・・テンポが良くて感情に寄り添いやすくてラプンツェルは魂が綺麗だしフリンは孤独→斜に構える→理解されて心を開くの王道ルートだし顔がいいし・・・キャラの造形とかの解像度はちゃんと高いけど馬のコミカルな動きとかその辺りの抜きのバランスが良くて気持ちよく見られた
ひっかかかりがなかった お母さんは若さが欲しい以外のもう少し掘り下げがあってもと思うけど、そこがシンプルだったからこそ話が分かりやすかったのかも。元仲間を懐柔してラップの髪の価値について教えて狙わせた上にフリンを裏切らせたフリして手元に戻した上にそれを知ってるのは母親だけだからフリンが真犯人に気づくの鮮やかすぎるでしょ・・・
ラップがやべー酒屋さんに連れてかれて「夢はないの?」って詰め寄るシーンもなんだかうわっ夢みがちな少女だよって引くところはなかったというか・・・なんでだろうな・・・フリンに取引持ちかけるとかお母さんを遠ざけるとかそういう意外としたたかな頭脳派プレーみせられてたからかな・・・何となく説得力があって、そのあとの強面の男たちが夢を語ってそれで最後その力を使って助けてくれたり夢叶えたりしてるところめっちゃジーンとしてしまった
なんだろうな「信じれば夢かなう」よりもう少し現実味ある、「私も胸にしまっていた夢を思い出してあげようかな」とか「一歩踏み出してみようかな」とか「どんな夢も持つのは自由」とか、そんな気持ちになれる感じ
フリンが最後自分を助けるために自由を捨てようとするラップに先んじて髪を切っちゃうのもよかった・・・なりたかったヒーローになれたのさ
自分を投げ打ってでも守りたいものができたのさ
まああれで助からなかったまじゲキオコでしたがなんとなく大丈夫だろって土壌がそこまでの話であったのもよかったし・・・
ラップもフリンも人格があったなって思いました 普遍的なパーツじゃなくてちゃんと生きてる人間
だからこそ恋愛モノとしても成り立ってたし、告白されまくって流しつつ、でもプロポーズはフリンからっていうのももう〜〜お幸せになれ!!!!って感じで。。。本当に最後まで大団円
気持ちよく終われたな・・・いい映画でした