感想にっき

見たものの感想を書いたりする BLの話もでます カップリング思考がガバガバです

斉木楠雄のΨ難を見ました

ヴァイオレット・エヴァーガーデンをみるために契約したネトフリでオススメありますか?ってきいたら教えてもらいました。配信されてるアニメは全部見た。

良かった…めちゃくちゃ良かった…
基本的に元気な主人公よりもクールで有能ででもコンプレックス持ってたり実はガラスハートだったりするライバルキャラに通常惹かれるわたしですが、全能の主人公はだいすきです!!夜神月くんとかね!!!というわけで最推しは斉木くん、でもきっとそんな趣味嗜好を越えて見てたら誰でも好きになっちゃうよね…でも出てくる子みんな愛しくなっちゃう、愛しいお話と世界でした
シュールギャグと脳内ツッコミにふつうに弱いのでだれを馬鹿にしたり傷つけたりしないのにクールなツッコミでクスクスわらえてるうちは…良かった…!途中までは「えっ斉木くんあまりにハイスペックすぎてどうやってBLにするんだろう!?」とか思ってるだけで済んでいたんですが、
最初にピクリとしたのは頭の玉と髪の色に言及した時、ふつうにギャグマンガ、超能力者としての個性付けくらいでしか考えてなかったんですけど、意味あったの!?マインドコントロール!?聞いた瞬間雷が落ちました
わたしはなによりこういう整合性の取れた世界が大好きなのだ…!
いやー全編通して展開にも超能力にも人の感情にも「ん?」ってなるところがなかった 最初から最後までクスクス楽しかったけど、もう途中から明らかに斉木くんみんなが大好きになっちゃってるじゃん 最初めちゃくちゃ冷めてたのに でもそれが最後の最後で過去まで明かされちゃって、やっぱり最初から厭世的じゃなかったんだ…だけじゃなくてサラッとお兄ちゃん何回か転校したって言ってたよね?小学校から今までで何度も楠雄はひとを傷つけて傷つけられてそれに苦しめられてきたんだろうと思うとグーとなっちゃうよね…
たしかに超能力は厄介な力だし、ばれたら悪用しようってひとが出てくるだろうし、平凡がいい、平凡になりたいって気持ちはわかるけど、わかるけど途中からそれだけが本心じゃないっていうのがわかってきちゃうから、、、
たくさん苦労して、たくさん人を傷つけたから、誰の記憶にも残らなないふつうでいたい、誰にもかかわらないでいい、っていうのはすごくさびしいし、その気持ちがわかるとほんとにすてきな友達に会えてよかったなって思うんだよ…
基本ひとの感情が筒抜けな世界な中で、斉木くんだけがずっと神の視座にあって、彼の感情だけがわからない書き方だけどどんどん見えてきちゃうんだよね、ああほんと素直じゃないだけのめちゃくちゃいい子なんだって…
いい子といえばまじでみんないい子、個性溢れまくってるけど性根が優しいんだよなあ…
燃堂くんが力無くなった斉木くんを守ってくれた時あまりのイケメンすぎて崩れ落ちてしまった…海藤くんもかわいそうかわいいばかりの厨二キャラかと思いきやマジいい子で絞り出す勇気にキュンときちゃう…鳥束くんだけはクズのままでいてくれると思ってたのにひーちゃん諦めるって約束しても結局助けてあげるところですでにキュンときてたのにお兄ちゃんとのラストバトルで「オレなんか守ろうとしてるんだよ…!」からの「本気で憎めなかった」で株うなぎのぼりこの人もしかしてスパダリでは…?ドキドキ ちがう!鳥束だそ!!と戦いが起きてる でも初めての能力者友達だったんだよなあ…なんだかんだほっといてるあたり信頼されて…いや本人に信頼なさすぎなのか…?とりあえずきみもいてくれてよかった!!あとパパママも!!空助がいたとはいえ受け入れて育ててくれたことほんと感謝よね…ふたりがパパママでよかった…
でもう一つガクッときちゃったのがお兄ちゃん出てきたとき 斉木くんが裸眼で見たら相手石化するってあって、あとくしゃみしたら家がぶっ壊れるって見た時にいよいよ「まじでBLのときどうなるの!?」というのが気になりすぎてついpixivを見てしまった時に出会ってしまったお兄ちゃんの存在…えっ顔可愛い それで制御装置作ってて天才でコンプレックスありまくりで勝負仕掛けてきまくりで全敗でアヘ顔で!?ってそんなんもえないことあります!?!?ってあたりでついついwikiみてしまってサザエさん時空が斉木くんによるループ世界って知ってもうダメでした斉木くんカッコよすぎる そのまま鳥束…取り憑かれたように全部見てしまった 初めて喋った時グゥ…ッッて声出てしまったよ たまにキラキラお目目になるのホンマかわええわ〜!!でその後のエンディングで「え!?これでおわり!?」と思いつつあと6話あることに歓喜しつつでも確かこれはwikiで合間の端折った話を書くってあったな…試しに1話見たらどう見ても過去だな…えー後日談とかあとがきにないかな?ってついつい26巻買っちゃって、それで、四コマのあとに、、、
それから寝ずに6話駆け抜けて無事死にました…
「どうなったの!?」な最初のエンドも妄想の余地があってそれはそれでよかったけど、能力なくなって声かけられてビビる斉木くんとか守られて「ありがとう」ってちゃんと言える斉木くんとかそもそも裸眼でピンクのお目目が超かわいい斉木くんが見れたので後日談描いてくれて本当にありがとう先生…やっぱり能力は戻っちゃったんだね、でも世界に何かあったとき、友達に何かあったとき、斉木くんは結局助けたいなって思うんだろうし、なんにせよおにいが優秀すぎてこのままだとなんだかんだもうすこし制御して生きていけそうだなとも思ったので…よきエンドでした…
ていうかお兄ちゃんのツンデレ(なんて言葉で括っていいのか!?)最高でしたよね 結局ぜんぶ楠雄のためじゃん大好きじゃん…ねこ戦車の後のネタバラシのところテレパスキャンセラー(だっけ)外すのがよいよね…そこは本心なのだってわかるので 彼の愛情表現まじで屈折してて、倒したいのも面白がってるのも全部本気で思ってるフシある(それでよいとおもう)けど、でもその反面で弟や家族が大好きなのは本当で、天才すぎて他の人猿にしか見えない中でありのまま受け入れてくれる両親と絶対に勝てない弟がいるの人生鮮やかになっただろうなーって思います 絶妙なキャラ構築だよほんとに、、
女の子もほんとにかわいい なんだかんだ楠雄くん照橋さんのこと好きだしもし能力の出し入れが自由になったりして正体明かして付き合ったりしたら思う存分照橋さんを可愛がってほしい…「もう考えてることはわからないぞ、口で言ってくれ」とか言うでしょ!?そういう場面で!見たい!でもたまに斉木くんのほうもたじたじにされてほしい!おっふ言ってほしい!!でも命ちゃんルートも捨てがたいし…知予ちゃんがみんなにバレそうになったところで告白するのめっちゃフワーってなった、、エンほんとみんなすき…みんなあの世界で生きてるわけ…
まとまらない 最高でした!この作品に出会えてよかった〜!!